精神保健研究所 精神疾患病態研究部。私たちは「脳とこころの科学」の先駆的研究活動を展開しています。

当研究部における臨床研究

  • ホーム »
  • 当研究部における臨床研究

当研究部における臨床研究

精神疾患病態研究部では、現在以下の臨床研究を行っております。

1. 精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究 

情報公開

本研究では、精神科における診療ガイドラインの講習を行い、その医療機関における治療に影響を与えるかどうかについての検討を行い、精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果を検証し、より適切な治療が広く行われることを目的としております。

 

2. 精神疾患データベースの構築・利活用により精神疾患の病態を解明しその障害を支援するための研究 

情報公開

本研究事業では、国内の個々の研究者が様々な種類・質にて収集している試料・情報を集約し、試料・情報の品質管理を行い利活用しやすい形に加工・情報化を行い、全国の精神疾患関連の試料・情報を広く利活用する精神疾患データベースを構築し、精神疾患の病態解明、診断法・治療法の開発・普及に資することを目的としております。

3. 生物学的なデータに基づく精神神経疾患の新たな診断分類と病態解明に関する探索的研究

情報公開

脳の幅広い表現型やゲノムなどの生体試料を用いて、症状や病態仮説に基づくことなく精神神経疾患の新たな疾患カテゴリの分類とその病態の解明することを目的としています。

4. 統合失調症の診断医療機器プログラム開発における精神疾患が眼球運動機能と認知機能に与える影響に対する探索研究

情報公開

本研究では、認知機能検査、眼球運動検査を搭載した汎用タブレット端末を用いて取得されたデータ(年齢、性別、眼球運動スコア、認知機能スコア、各検査スコアより算出された補助診断結果の値P値、検査ログ)、タブレット測定時にヒアリングにて確認を行ったデータ(教育歴、診断情報(健常者・患者)、診断詳細情報(疾患名)、重症度、服薬量、眼疾患有無、視力矯正、検査時コメント)を統計的手法を用いて、統合失調症、健常者、その他の精神疾患の判別などを探索的に解析し、企業が統合失調症の診断を補助する医療機器プログラムの開発を行うことを目的とします。

5. 抑うつ症状重症度評価アルゴリズム開発

情報公開

本研究では、自己記入式の抑うつ症状評価尺度(PHQ-9)と、観察者が評価する抑うつ症状評価尺度(HAM-D)の評価結果を解析して新たな重症度評価を行うアルゴリズムのプロトタイプを開発し、精神疾患当事者の早期リカバリー達成に貢献できるように、新たな診断又は治療効果モニタリング方法や、それを利用した医療機器の開発に繋げることを目的としています。

終了した研究はこちら
更新日:2025年7月14日
Copyright © 2025 Department of Pathology of Mental Diseases All Rights Reserved.