研究補助スタッフ
当研究室で活躍する研究補助スタッフの声を紹介します。
私は元は全く無関係の職業についており、ある問題意識から精神保健学および心理学の修士課程に進み、それを終えた直後でしたので、精神医学研究に関して私は勤務開始当初は実務的経験がありませんでした。しかし当部は私のような方を含め、様々なレベルの知識や経験に応じた業務があります。私は主に、被験者の方々より回収させていただいた、心理検査、生理検査、脳画像検査などのデータの整備及び解析の補助をしております。特に勤務開始したころは研究で求められる質を担保するため、厳しいご指導を頂戴しましたが、今となってはそれが私の強みになっているのを感じます。精神医学の研究は専ら一人ではなく、他の研究施設や大学や病院などの多くの人々と協力しあいながら作り上げていくものであり、十人十色のバックグラウンドを持つ方々とやり取りする必要があります。場合によっては何年も前のデータを細部まで正しく解釈する必要もあります。それらは想像よりはるかに骨が折れる作業になることがありますが、当部で補助をしながら質の高い研究結果を世に送り出し、日本の精神医学研究をほんの少しでも前進させるその一端を担った経験は、今後どのようなキャリアを積むとしても、きっと役に立つと思います。精神疾患の研究に関する強い意志のある方、そうでなくとも興味のある方は、ぜひ様子を見に来ていただければと思います。
研究補助スタッフAさん
研究補助スタッフAさん
もともと学部生の頃から、心理士なども関わる精神医療や研究施設に興味がありました。そして、最前線で活躍されている先生方と、その空気感を肌で感じてみたいと思い、精神疾患病態研究部の門を叩きました。私は心理学部3年生の終わり頃から1年弱、学生アルバイトとして働き、学部卒業後は1年間研究補助員として勤務しました。現在は、大学院医学系研究科の修士課程へ進学し、遺伝子組み換えマウスを用いた神経発達障害の病態原理の解明と、治療法の開発を目指す基礎研究の教室に所属しています。
基礎研究そのものは大学院からが初めてでした。今の教室ではマウスの飼育管理 / 行動実験 / 分子・遺伝子実験まで、一から教わりながら進めています。学ぶ内容が新しく変わっても、ここで培ったデータへの向き合い方、チェックの視点、コミュニケーションの基本といった研究・業務の土台は変わらず活きていると、日々強く実感しています。
中学3年生から大学2年生までアメリカで過ごした背景もあり、当初は職場への適応と業務の両面に不安を抱いていました。しかしこの研究部では、教育プログラムが充実しており、いきなり業務に放り出されることはありません。そして、良いところは良い、悪いところは悪いとはっきり伝えられ、では次にどうすればよかったかをメンターと一緒に考えていただける環境があります。新人評価では、自分とチーム、両方からのフィードバックやメンターとの対話を通じて、自身の強みや課題を客観的に把握でき、頑張るべき方向性を定めやすく、仕事への導入がスムーズでした。そして、セミナー後の懇親会や年に数回ある部の親睦会では、上司や同僚と自然に関係性を結べる動線になっていて、人間関係の中にも無理なく溶け込んでいける環境でした。また、自分のような日本以外の背景を持つ人間にも理解を示し、向き合ってくれる実感がある職場でもあります。
主な業務は、データマネジメント補助、解析補助、事務補助などの研究サポートでした。特にCOCOROやEGUIDEのような大規模多施設データベースの運用現場に関わることで、膨大なデータをダブルチェック含め精密に入力し、多職種で安全に共有・保管しつつ、効果的に使用できる状態を維持するというプロセスの中で、データの扱い方を実務レベルで学べたことは、今も自分の大きな土台になっています。また、仕事を最後までやりきる術や、ToDoの確認、業務報告、作業の途中共有、疑問点のすり合わせなどを通して、コミュニケーションの解像度を上げる方法を体得できたのも、この場所ならではの学びでした。
さらに学会や講習、セミナー、プロジェクト関連の場へ参加させていただける機会も多く、さまざまな医療者・研究者の方々と関わることで強い刺激を受けました。まだ方向性を決めきれていない学生にとっても、どの様な分野に惹かれるのかを知るための、すごく贅沢な環境だと思います。
そして最後に私がいちばん伝えたいことは、世界を本気で変えようと驚くほど尽力されている上司の背中を見ながら仕事ができ、その中でもちゃんとがんばりを見てくれる職場は学部生時代にはなかなかないということです。さらに、学んで身につけていけば次のレベルへとステップアップでき、学びが尽きることのない環境でもあります。少しでも「ここで成長したい」「ここで貢献したい」と思う気持ちさえあれば、真正面から向き合ってくれる場所です。
シフトは組みやすく、他のアルバイトを掛け持ちしながらでも学業と両立できました。どのような進路を考えていても、ここでの経験は将来かならずプラスになると思います。応募を迷っていたら、まず飛び込んでみてもいい場所だと思います。
研究補助スタッフBさん
基礎研究そのものは大学院からが初めてでした。今の教室ではマウスの飼育管理 / 行動実験 / 分子・遺伝子実験まで、一から教わりながら進めています。学ぶ内容が新しく変わっても、ここで培ったデータへの向き合い方、チェックの視点、コミュニケーションの基本といった研究・業務の土台は変わらず活きていると、日々強く実感しています。
中学3年生から大学2年生までアメリカで過ごした背景もあり、当初は職場への適応と業務の両面に不安を抱いていました。しかしこの研究部では、教育プログラムが充実しており、いきなり業務に放り出されることはありません。そして、良いところは良い、悪いところは悪いとはっきり伝えられ、では次にどうすればよかったかをメンターと一緒に考えていただける環境があります。新人評価では、自分とチーム、両方からのフィードバックやメンターとの対話を通じて、自身の強みや課題を客観的に把握でき、頑張るべき方向性を定めやすく、仕事への導入がスムーズでした。そして、セミナー後の懇親会や年に数回ある部の親睦会では、上司や同僚と自然に関係性を結べる動線になっていて、人間関係の中にも無理なく溶け込んでいける環境でした。また、自分のような日本以外の背景を持つ人間にも理解を示し、向き合ってくれる実感がある職場でもあります。
主な業務は、データマネジメント補助、解析補助、事務補助などの研究サポートでした。特にCOCOROやEGUIDEのような大規模多施設データベースの運用現場に関わることで、膨大なデータをダブルチェック含め精密に入力し、多職種で安全に共有・保管しつつ、効果的に使用できる状態を維持するというプロセスの中で、データの扱い方を実務レベルで学べたことは、今も自分の大きな土台になっています。また、仕事を最後までやりきる術や、ToDoの確認、業務報告、作業の途中共有、疑問点のすり合わせなどを通して、コミュニケーションの解像度を上げる方法を体得できたのも、この場所ならではの学びでした。
さらに学会や講習、セミナー、プロジェクト関連の場へ参加させていただける機会も多く、さまざまな医療者・研究者の方々と関わることで強い刺激を受けました。まだ方向性を決めきれていない学生にとっても、どの様な分野に惹かれるのかを知るための、すごく贅沢な環境だと思います。
そして最後に私がいちばん伝えたいことは、世界を本気で変えようと驚くほど尽力されている上司の背中を見ながら仕事ができ、その中でもちゃんとがんばりを見てくれる職場は学部生時代にはなかなかないということです。さらに、学んで身につけていけば次のレベルへとステップアップでき、学びが尽きることのない環境でもあります。少しでも「ここで成長したい」「ここで貢献したい」と思う気持ちさえあれば、真正面から向き合ってくれる場所です。
シフトは組みやすく、他のアルバイトを掛け持ちしながらでも学業と両立できました。どのような進路を考えていても、ここでの経験は将来かならずプラスになると思います。応募を迷っていたら、まず飛び込んでみてもいい場所だと思います。
研究補助スタッフBさん
| 仕事内容 | 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部では、日本を代表する精神医学多施設共同研究体であるCOCOROを牽引し、統合失調症、気分障害、発達障害等の臨床研究データ、バイオリソース等の収集、蓄積及び管理を行い、新たな疾患分類による病態解明と診断法・治療法の開発を行っています。 以下のような研究が、現在進行中ですが、その補助等を行っていただきます。
※上記内容について関心が高く、研究チームのメンバーとして意欲的に研究補助を推進することが出来る方。認知機能、神経生理機能、脳神経画像などの検査、データ解析・プログラミング・機械学習などの経験のある方を優遇しますが、経験のない方はこちらで指導します。研究の進捗によってはこれら以外の作業を行うことがあります。また、一般的なPC操作スキル(ワード、エクセル、メール、インターネット)、他職種との調整等を行うため、コミュニケーション能力や協調性などが必要となります。 |
|---|---|
| 応募資格 |
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| 待遇等 | ご経験、勤務年数、能力によって変わります。科研費研究補助員をご参照ください。大学院生の受け入れなどもしておりますので、個別にお問い合わせください。 |
橋本亮太 ryotahashimoto55@ncnp.go.jp
