EGUIDEプロジェクト うつ病の初年度講習前QIについての報告

概要

2016年に始まったEGUIDEプロジェクトで、初年度の講習会に先立って、参加84施設における1283人のうつ病患者さんへの処方のパターンを医療の質指標QI(Quality Indicator)を用いて示した報告です。 参加施設全体の抗うつ薬の単剤処方率は 60%で、抗不安薬や睡眠薬の併用は72%でした。薬物療法以外では電気けいれん療法施行率は14%、認知行動療法実施率は1%でした。 さらに特筆すべき点として、抗うつ薬の単剤処方率は施設によって0%から100%と大きな差がみられました。毎年の講習の実施に伴い、今後これらの指標がより良い方向に変化していくことが期待されます。

表 介入前2016年度 統合失調症入院患者に対する診療の質指標(Quality Indicator; QI)

図:介入前2016-2018年度 プロジェクトに参加した84施設におけるうつ病入院患者に対する診療の質指標(Quality Indicator; QI)

この内容は「Psychiatry and Clinical Neurosciences Volume74, Issue12 」に掲載されました。原文はこちら


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