講習を受講して指導医に任命された先生方の抱負

高江洲義和 東京医科大学
2017.02.08

私を変えた EGUIDE

東京医大の高江洲義和です。私はこの EGUIDE プロジェクトに昨年の夏より参加させていただいてます。当初このプロジェクトに誘っていただいたときは、正直このプロジェクトの意義に半信半疑でした。心の中では「ガイドラインくらいちゃんと勉強してわかっているから今更講習会って言われてもな」と思っていました。実際に 2 回の講習を受けて、それまでの考えが一変しました。まず、講習会の講義の内容が非常に充実しており、一つ一つの講義の質が一般的な勉強会の比にならないと感じました。また、午後の症例ディスカッションでは実際に知識としてのガイドラインをどのように臨床に応用するかについて話し合いました。症例ディスカッションも非常に内容が練りこまれており、多くのことを考えさせられました。結果として 2 回の講習で、自分がガイドランを分かったつもりで、分かっていなかったということに気づかされました。目から鱗とはまさにこの事だと実感したのです。この経験を生かして、自分も指導医としてより深くこのプロジェクトに関わりたいと考え、指導医を志願させていただきました。当初は懐疑的だったこのプロジェクトの理念に今は深く共感しています。“世界を変える EGUIDE!!”

阿竹聖和 産業医科大学
2017.08.27

産業医科大学の阿竹です。私は2016年にEGUIDE講習会に参加しました。それまで上手く活用することが出来ていなかった治療ガイドラインを、どうやって実際の臨床場面に活かしていくかについて、丁寧で分かりやすい講義とワークショップなどでかなり濃密に学ばせて頂きました。そして、その後の懇親会の席で橋本亮太先生から指導医にならないかとお声掛け頂き、2017年8月に指導医の認定を頂きました。

EGUIDEを受講し、また指導医候補としての経験を積んでいく中で、大学での後輩指導の際などに、「ガイドラインではどうなってる?」と聞く機会が増えたように思います。ガイドラインがすべてではないことは言うまでもありませんが、ガイドラインで推奨される治療を知った上で、目の前の患者さんにどのような治療を提案していくべきか、といったアプローチは大変重要であり、患者さんのより良いベネフィットにも繋がるものだと信じています。より多くの精神科医師が標準的な治療を実践できるようになり、より多くの患者さんがより良い医療を享受できるよう、世界を変える一助になれればと思います。

勝元榮一 かつもとメンタルクリニック
2017.08.27

かつもとメンタルクリニックの勝元榮一です。この度EGUIDEプロジェクトの指導医を任命いただきました。

私は2007年に大阪市立大学医学部神経精神医学教室を退職し、クリニックを開業して10年になりました。この節目の年にEGUIDEプロジェクトに参加させていただくことになり、本当に嬉しく思っております。

受講される若手の先生方や日本各地の大学医局の指導医の先生方など、普通に開業医をしていたら全く知り合うことのできない多くの先生方とも交流を持つことができ、多くの刺激や学びをいただいております。

開業医である私としては、多くの患者さんを診療している全国の開業医にもEGUIDEプロジェクトの理念を広げ、「世界を変える EGUIDE!!」の少しでも力になりたいと思っております。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

田形弘実 東邦大学
2017.08.27

この度、指導医となることになりました、東邦大学医学部精神神経医学講座の田形弘実と申します。

昨年度にガイドライン講習を受講し、得られた学びは僕にとって大きな喜びでした。ぜひこの学びへの喜びをほかの方たちにも伝えることができればと思い指導医を志願しました。

ガイドラインを読みこめばEGUIDE講習を受講しなくてもよいのではという方も多いかもしれません。しかし、講習には講義とその後のグループワークがあり、講義で得られたインプットを素早くアウトプットできます。何よりただの知識としてでなく症例について他の施設の先生方と盛んにディスカッションすることは大きな学びへの動機付けになります。あわせて指導医を目指しフェローとなった後にはアドバンスコースの準備を行いました。他施設の先生と共同で適切な治療を、エビデンスをもって語ることは大変勉強になりました。

読まれている方の中にもEGUIDE受講、フェロー、指導医となる方も多いと思います。ぜひ一緒に知識を深め患者さんのためになるようしていきましょう。よろしくお願いいたします。

根本清貴 筑波大学
2017.08.27

筑波大学の根本清貴と申します。2016年度のEGUIDE講習会に受講者として参加し、その後、機会をいただいて2017年8月に指導医とならせていただきました。私の参加したEGUIDE講習会では、ともすれば無味乾燥な治療ガイドラインが、経験豊富な講師陣によりとても興味深い内容となっていました。さらに、よく練りこまれた症例ディスカッションを通じて、治療ガイドラインをいかに臨床に応用できるかをしっかり学ぶことができました。実際、受講後から、私自身の処方行動に変化がおきましたし、患者さんに対する処方を考える時に、いい意味で以前よりも悩むようになりました。自分の臨床スキルを一段階も二段階もひきあげてくれる内容となっています。皆さんと一緒に学び続けられたらと考えています。どうぞよろしくお願いします。

村岡寛之 東京女子医科大学
2017.08.27

東京女子医科大学神経精神科の村岡寛之です。 昨年度よりEGUIDEの会議などに出席させていただき、その理念に共感をし、指導医を目指しておりました。今年度うつ病学会とアドバンストコースのファシリテーターを終了し、今回指導医として認定を頂きました。

EGUIDE講習会に関しては、統合失調症ガイドライン講習会とうつ病講習会とそれぞれを受講し、講習会の質の高さ、また、有識者からの生の声が聞けて明日の臨床に役立つ情報が得られる、という点にすごく魅力を感じました。その後のアドバンスドコースでは、精神科臨床は治療方針に多様性があり、形式化することが難しいものでありますが、そこにあえて挑み、症例作成、そこに関するプロブレムの作成、アセスメントをしていくという、実臨床に沿った流れで症例検討ができるという素晴らしい内容になっているかと思います。当然ガイドラインを活かしながらのディスカッションで、時にエビデンスベースの話題、時に経験則の話題と多彩な意見交換ができるのも魅力かと思います。私自身は精神科医療においてまだまだ知識不足であり、今後指導医としてつとめさせていただくことに不安な点は多々ありますが、指導医の先生方と共にEGUIDEの普及に役立てれば幸いです。よろしくお願いします。

山田恒 兵庫医科大学
2017.08.27

兵庫医科大学の山田恒です。2016年度にEGUIDE講習会を受講し、2017年8月より指導医としてEGUIDEプロジェクトに参加することになりました。

精神科にはまだまだエビデンスが乏しい領域が多く存在し、そういった臨床上の問題について私たちは現時点での最適な治療を選択する必要があります。EGUIDEの講習では、そういった際に、治療ガイドラインを軽視せず、かといって盲信もせず、患者への益と害を判断して、より最適な治療を選択することを伝えていたことが印象的でした。私が普段、臨床と教育で心がけていることとまさに同じ姿勢がそこにあり、強く共感しました。その後、指導医を志したわけですが、指導医の先生方の精神科医療に対する熱い思いとエネルギーに圧倒されながら、EGUIDEアドバンストコースの資料作成や会議への参加、講習会のファシリテーターを経て、晴れて指導医となりました。

残念ながら、現在の日本の精神科医療は、より有益な治療が存在するのに、それが患者さんに届けられていない、適切な治療が選択されていないケースが存在します。そしてその適切な治療というのは、どんどん更新されていくものです。私は、EGUIDEの指導医として、より精神科医療が標準化され、より適切な医療が患者さんに届けられることを推し進められるよう、お手伝いさせていただきたいと考えております。

そして、このプロジェクトへの多くの若き精神科医の参加を願っております。

橋本直樹 北海道大学
2017.08.27

この度、EGUIDE指導医として認定を頂き、皆様と一緒に活動をさせて頂く事となりました。昨年は受講者として講習会に参加しましたが、うつ病の他、自身の専門である統合失調症についても新しい発見があり、受講後は毎日の臨床にも変化が生まれました。一緒に受講してくれた同門の若手医師達にも、自らの臨床を見直す良い機会になったと思います。これからは指導医として、同じ気づきを北海道の他の先生達に届けていきたいと思っております。

今後とも、ご指導、ご鞭撻を頂けますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

大井一高 金沢医科大学
2017.09.28

金沢医科大学の大井一高です。2016年度にEGUIDE講習会を受講し、2017年9月より指導医としてEGUIDEプロジェクトに参加させて頂くこととなりました。

精神科医療において患者さんは多種多様であり、治療も多種多様であるため、精神科医療においてガイドラインは不向きと考える方もいるかもしれません。しかし、私はその多種多様という考えが治療を複雑化させてしまっているのではないかと考えています。その一つが向精神薬などの多剤併用です。これは、治療のためと思って処方した薬剤が副作用を引き起こし、さらに、その副作用を治療するために、他の薬剤を追加するといった負のスパイラルに陥った結果です。患者さんを良くしたいという気持ちは誰もが思っていることです。精神科医療は一人で診察して治療決定することが多く、患者さんを治したいと一人悩んで負のスパイラルに陥るのです。しかし、ガイドラインがあります。ガイドラインに従って治療することで、負のスパイラルに陥るリスクを軽減することができます。さらに、EGUIDE講習に参加することで、同じ悩みを持つ仲間とも出会い、一人で悩んでいた悩みがスッキリ晴れるかもしれません。そんなEGUIDE講習に参加してみませんか。

私はEGUIDEの先に新たな精神科医療があると信じています。EGUIDEプロジェクトの理念を広げ、世界を変えていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

大石智 北里大学
2017.09.28

北里大学の大石です。このたび僭越ながらEGUIDEプロジェクト指導医を拝命しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

以前、精神医療の可視化・標準化を目的とした、クリニカルパスの開発に関わる機会がありました。しかしクリニカルパスにも限界を感じていました。そうした中で橋本亮太先生を頼り、講習を受講する機会に恵まれました。講習を受講してから、自施設での診療、指導に際する自分自身の思考過程と行動に、手前味噌ではございますが良い変化が生じていることを感じました。また一緒に受講した教室員の発言や処方行動にも良い変化が生じていると感じております。

EGUIDE講習を受けた医師が増え、それによる効果が明らかになり、精神医療の質が向上され、回復を目指すことのできる患者さんが一人でも多くなることも夢ではないと感じております。

ガイドラインの普及と精神医療の質向上を意図し、丁寧に作り込まれた資料や講習プログラム、諸先生方の利他的な姿勢と努力にも強い感銘を覚えました。今回、こうして機会をいただき精神医療の標準化と質向上のお手伝いができることを、大変ありがたく感じております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

富田博秋 東北大学
2017.09.28

東北大学の富田博秋です。東日本大震災後、同大学に新設された災害科学国際研究所に主たる拠点を置き、東北メディカル・メガバンク機構、大学院医学系研究科にも属する災害精神医学分野に所属しています。災害後のメンタルヘルスに関する実態の把握とエビデンスに基づいた有効な精神保健・精神医療体制の構築のための調査研究や、被災地で主要な問題となるうつ病や心的外傷後ストレス障害を始めとする精神疾患の病状評価、発症予測、有効な予防法・治療法の開発研究に取り組んでいます。当事者や市民の方に、将来に向けてより有効な精神疾患の診療技術を開発することに関する情報発信をする機会が時々ありますが、その際に、「それよりもまず、現在あるエビデンスに基づいて妥当な診療を提供するための体制づくりをしっかりして欲しい」という趣旨の声を耳にします。そのような中、精神疾患の病態研究で普段から接点の多い橋本亮太先生から東北地方がEGUIDEの空白地帯と伺う機会がありましたので、まずは自ら受講し、講師資格をとらせて頂きました。EGUIDEを起点にエビデンスに基づく精神医療体制の普及・向上に向けて、東北地方や全国の精神科医療に関わる方々と関わらせて頂ければと思います。どうかよろしくお願い致します。

水野謙太郎 若草病院
2017.09.28

若草病院の水野謙太郎です。私は2008年に鹿児島大学医学部精神科を退局し宮崎県に戻り、実家の精神科病院で働いています。2010年からは病院開設者という立場になって臨床に携わっています。クロザピンの使用経験等を通して大阪大学の橋本亮太先生に声をかけていただき、EGUIDEプロジェクトにも参加する事となり、2017年9月にEGUIDEの指導医となりました。

私は他の指導医の先生方とは違った立場でのプロジェクト参加になります。すなわち病院開設者という立場ですが、その主な仕事は、今後の病院事業の展開をどうするのかという事ではないでしょうか。今後の精神科臨床の向かう方向を理解しないと、未来のない事業計画になってしまうだろう、という目的で橋本先生たちのプロジェクトに参加する事を決めました。プロジェクトに参加する事でどのような事業計画がこれから求められるのか分かるのか、という疑問が出られましたら、ぜひ講習会に参加されてください。講習会後の交流会で自説をお伝えできればと思います。

稲垣貴彦 滋賀県立精神医療センター
2017.10.15

滋賀県立精神医療センターの稲垣です。2016年6月の第112回日本精神神経学会学術総会での、精神科医療ガイドラインの現状に関するシンポジウムに参加し感銘を受け、2016年のEGUIDE講習会に参加し、2017年10月に指導医の認定をいただきました。

2006年に私が精神科医になった時、統合失調症についてもうつ病についても、既にガイドラインは存在していました。EGUIDEが提供するガイドラインはそれらを単に刷新したものではなく、適切な手法に基づき作成され、クオリティの大きな向上が得られた素晴らしいものです。しかもインターネット上で公開されており、読もうと思えば市民も自由に閲覧できるという特色があります。

日本全国に均霑化された適切な医療が普及し、多くの市民の方々がその恩恵を被ることができるようになる。今回その普及活動に加わることができ、大きな喜びを感じております。“世界を変える EGUIDE!!”どうぞよろしくお願いいたします。


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